ProCameraのススメ:夏の涼景、涼しげな滝をiPhoneで絹糸のように幻想的に撮影してみよう。

一眼レフカメラなどで撮影された風景写真で、滝や川が絹糸のようになって幻想的に白くモヤモヤっと写っている写真があります。そんな写真でもiPhoneとProCameraだったら撮影することができるはず…と悩んだ結果、シャッター速度を遅くするだけでなく、AISを無効にしたらうまく行きました!
絹のような幻想的に水が流れ落ちる滝の写真の撮り方
暑い日々が続いていますがモバイルフォトグラファの皆様、いかがお過ごしでしょうか?いくら暑いと言っても滝のそばなら涼しいんじゃないかな?と思って、滝のある山の方へ行ってきました。そんなわけで、滝からの涼風を堪能しつつ(でも防水能力の無いiPhoneを気にしつつ)、せっかくなので滝を撮影してみました。

シャッター速度を遅くするのが基本
こういう写真を撮るためにはシャッター速度を遅くする必要があります。シャッターが開いている時間が長ければ、水が流れ落ちていく軌跡を撮影することができます。ただし、シャッター速度を遅くするとその分写真が明るくなってきます(露出オーバー)ので、あわせてISO感度を低くする必要があります。
しかし、昼間の明るさではどうしても限界があります。
一眼レフカメラであれば露出を絞ったりNDフィルタ(暗くするフィルタ)を使ったりすることで、比較的簡単に撮影することができるのですが、スマートフォンにNDフィルタをつけるとなると、なんとなく「身軽でお手軽なモバイルフォトライフ」と離れてきちゃいます。
そこで!モバイルフォトグラファらしいグッズの中から、太陽がまぶしい時に使うアレに登場してもらいます。

そうです、サングラスです。また、シャッター速度が遅くなって手振れしやすくなるため、三脚も用意しました。
ちなみにこの写真ですが、普通に撮影するとiPhoneに風景が写りこんでしまいます(iPhone 5sをiPhone 4sで撮影しています)。

そこで、こんな風に帽子を使ってピンポイントで写り込みを防いで撮影しています。

iPhoneにサングラスをかけてあげれば、iPhoneにとっては暗い状態で撮影することになるのでシャッター速度が遅くなります。また、サングラスには若干色がついているため問題になりそうですが、そこはさすがデジタルデバイス、多少色が入っていてもそれなりに補正してくれます。

あ、上の写真は撮影のために片手でサングラスをつまんでいますが、実際には上から光が回り込まないように手をかざしながら撮影しました。
それでは早速、絹糸の滝写真にチャレンジ!
これで前回よりもすごくブワブワして幻想的な滝の写真が撮れるぞ!と思ったのですが…。

「パシャ!」っと実際に撮影したらこんな感じに…。

なぜか水の粒々や流れている形がわかるような写真ばかり撮れてしまいます。シャッター速度から考えて、こんな風には写らないはずなのに…と悩む羽目になってしまいました。
なぜか以前のように、水しぶきが絹糸のように写ってくれません。
- ProCameraのススメ:マニュアル操作でダイナミックに水が流れ落ちる滝を撮ってみよう! iPhone 研究室
※そういえばProCamera Blogにこの記事、まだ転載していませんでした。
どうも水がボトっと止まってしまいます。これはこれで重みがあっていいのですが、期待する写真ではありません。それに、シャッター速度1/2秒でこの写りは何かがおかしいような気がします。
AIS(自動画像安定化)をオフにするべし
いろいろ試しているうちに、どうもiPhoneのAISが影響しているようだ、という結論になりました。AISとは、iPhone 5sから搭載されている機能で、「自動画像安定化(AIS:Automatic Image Stabilization)」というものです。これは、手ぶれや被写体の動きによる写真のぶれを減少させるために、1枚の写真を撮影時に4枚の短い露出(露光時間)で撮影したそれぞれの最良の部分をバックグランドで組み合わせるための機能です。スゴイ機能ですね!
しかしこの機能、よくよく読んでみれば、「流れ落ちる滝を幻想的に撮影する」にはまったくもって反対の機能です。もしかしたらiOSの更新で1年前と今とでは少しAISの動作も変わっているのかもしれません。
というわけで、AISをオフにしてみました。ProCameraならば、設定から「安定化」→「自動画像安定化(AIS)」を無効すること、それとセカンドシャッターを「手振れ防止」にしてセカンドシャッターで撮影するだけで無効化できます。

それでは改めてProCameraのセッティングですが、「F/Eロック」で露出とフォーカスロック機能を有効、「グリッド」は定番で有効にしてください。それからシャッター速度をマニュアル設定するため「ISO&シャッター」をマニュアル操作にします。また、ヒストグラムを有効にしておけば写真全体の明るさがわかりますので、手動でシャッター速度とISO感度の設定をする時に役立ちます。

ということで、無事、記事冒頭の「絹糸のような滝」を撮影することができました。部分的に拡大してみても、きれいに絹糸が伸びています。でも、もうちょっと水量が少な目のときが良かったかな?こればかりは行った時勝負ですね~。

ワタクシ事
以前はそれほど派手ではありませんが少しは絹糸状になった滝を撮影できたのに、うまく撮影できなかったことにはちょっと焦りました。幸い、滝の側は涼しく、のんびり考えるのに最適な場所だったのでコーヒー飲みながらまったりしていましたけど。
iOSのバージョンアップで色々変わっているのかもしれませんね。でも、さすがProCamera、AISをオフにできるようになったおかげか、以前よりも派手に絹糸風に撮影できるようになりました。
夏真っ盛りということで山や海に遊びに行くこともあるかと思いますが、そんなときはぜひiPhoneとProCameraをお供に連れて行ってください(水没には気をつけてください)。また、事故にもお気をつけて。
ProCamera 8 + HDR
カテゴリ: 写真/ビデオ
価格: ¥600(掲載時情報です。)
販売元: Cocologics GmbH
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