ProCameraのススメ:ズーム撮影と足ズーム?撮影でまったり感とぴりぴり感を写真に残すコツ


ProCameraは指一本でズーム操作を開始でき、しかも操作時は倍率が表示されるようになっており、標準カメラアプリよりも操作性を向上させています。ズームって単に拡大するだけ、と思いきや、実は他にも変化しているものがあります。それは「画角」というもので、これを意識することで立体感や奥行き感を捉えることができるようになります。
ズームした写真と近寄った写真の違いは情熱の差?
カメラのズーム機能って、ちょっと離れた被写体を撮ったり近くのものでも写真写りの大きさを調整できたりして便利ですよね!ProCameraなら、シャッターボタンの上辺り(iPhoneを縦に構えた場合)を指一本でスイっとなぞるだけでズーム操作を開始することができます。最大6倍までズームインすることができ、これまた指一本でスイスイです。
マニュアルフォーカス機能を使っている方は体感済みかと思いますが、マニュアルフォーカス操作も画面を指一本でスワイプするにも関わらず、迷うことなくズーム操作とマニュアルフォーカス操作をちゃんと使い分けることができます。きっと開発チーム、絶妙なタッチ位置を決めるのにかなりの試行錯誤を繰り返したに違いありません(と、勝手に感動してみたりしてます)。
さてさて、ズームと言えば「光学ズーム」と「デジタルズーム」があります。光学ズームはたくさんのレンズが入った筒が伸びたり縮んだりする(カメラによってはカメラ内部で伸び縮みします)あれです。対してデジタルズームは、多くのスマートフォンに搭載されている、レンズは動かずに画像センサからの情報を処理してズームを行うものです。
デジタルズームの細かな話はまた別の機会にさせて頂きますが、ズームを使うと単に大きさが変わる以外に、他にも何か変わっている気がしませんか?
熱がこもるとついつい被写体に近づいてしまうワタクシですが、あ?そういえば、なんで「情熱」だけ「情」「熱」なんでしょう?「愛情」とか「友情」とか…不思議です。近寄るばかりが情熱ってわけじゃないですが、ズームした写真ってちょっとまったりした感じになり、近寄った写真ってグググって来てる写真になったりします。これは一体どういうことなんでしょう。
画角の変化で構図に気持ちを吹き込む
「写真の構図」と聞くと、「空をどれくらいいれて、端っこに葉っぱがどうのこうの」という話をイメージすることが多いです。でも「画角」もとても大事な要素です。

光学ズーム、デジタルズームに関係なく、拡大/縮小すると「画角」というものが変化します。レースなんかのテレビ放送でコースを周回するレーシングカーが写っているシーン、正面からだとトップを走る車と後続の車の大きさがあまり変わらず、距離感がわかりにくいなんてことありませんか?
あの映像は、離れたところから焦点距離の長い望遠鏡のようなレンズを使って撮影しているため、「画角」が普段の視界よりもぐっと狭くなっているからです。
逆に自分撮りをした時に、「あれ?ワタクシってこんなに鼻が大きかったっけ?」なんてことはありませんか?こちらは逆に「画角」が広いため、手前に写っているもの(カメラから見ると、鼻と頬を比べたら鼻の方が手前になります)がより強調されて大きく写るためです。
画角って、結局は遠近感の強調具合かな?
画角はちょっと数学っぽい図で説明できるものなのですが、とりあえずはあまり難しく考えず、遠近感の強さと理解してください。画角の広さによる写りの差をまとめると、以下のようになります。
- 画角が狭い…手間にあるものと向こう側にあるものの大きさがあまり変わらない。
- 画角が広い…手前にあるものが大きく見えて向こう側にあるものが小さく見える。
画角は、「ズームイン/アウトの操作」と「カメラを近づける/離す」ことで簡単に変化させることができます。ということで、ちょっと公園のベンチを撮影してみました。
それでは早速、画角を意識してみました!
たまにプラプラと散歩する公園ですが、こんな風にベンチが並んでいました。今回は手前のベンチがモデルです。この写真は数メートル離れたところから撮影しています。

撮影場所は替えず、そのままぐいぐいっと3倍ほどズームインして撮影してみました。ProCameraのズーム操作は、倍率が表示されるのでわかりやすくていいですよね。こちらが「画角が狭い」サンプルになります。

続いて、大体同じ大きさぐらいになるよう、歩いて近づいてみました。後で写真を見直してみたらあまりピッタリでもなく…ちょっとグリッドの数を数え間違えたのかも…そういえば以前、ProCamera Blogに寄稿してくださったEmil Pakarklis氏が「zooming with your feet(ズームは君の足で)」と書いていたのを思い出しました。「ズームイン/アウトは自分が移動して決めるのを推奨してます」という話でした。こっちは「画角が広い」サンプルになります。

それでは撮影した2枚を並べてみます。左がズーム機能使って拡大したもの(3倍)、右が近づいて撮影したものです。

2枚を比較してみてどうでしょう?左の少し離れて拡大撮影した写真(画角が狭い)は、ベンチの手前側と奥側の長さの違いが少なく、逆に右の写真(画角が広い)は大きく変化しています。同じ大きさで被写体が写っていても、左の写真では「まったりボーっと眺めている感じ」に写りますし、右の写真では「ぴりぴりと近づいて見ている感じ」に写ります。
どちらが優れているいうものではなく、その時の気持ちで選べばよいわけでして、大事なことは、意図的に画角をコントロールすることで、結果に違いを作ることができるという自由度があることを知っておくことです。
セルフィー(自分撮り)でも画角を意識してみよう
よくセルフィー(自分撮り)で顔のアップで上のほうから撮影している写真がありますが、こうすることで「あごが細く見える」ように撮影できます。逆に胸から上あたりを下から撮ると、頭が小さく写りますので、「小顔に見える」写真を撮ることができます。その場合は二重あごに注意ですが…。
同じ顔のアップでも、鏡に写った自分を撮影することでカメラと顔の間の距離を確保してズームインすると、自然な感じのする写真に仕上がります。
ぜひぜひ狙ったとおりの写真が取れるよう、「画角」を活用してくださいね!
ワタクシ事
ズームは焦点距離(レンズの長さ…望遠とかなら200mmとか言います)を変えることで、カメラが捉える被写体の大きさを変える機能です。35mmのフィルムカメラが全盛の頃、焦点距離50mmぐらいが人間の目に最も近いと言われていて「標準レンズ」とも呼ばれていました。
※画角はフィルムの大きさ(画像センサの大きさ)によっても変化します。
人間の目にズーム機能はありませんが脳内ズームがあるそうでして、「お、あれ何?」とか思って物を見るときあは焦点距離70mm、超凝視してみる時は焦点距離85mmぐらいと言われています。そんなわけで、ポートレート写真(グラビア写真集とか)はこのあたりのレンズを使うことが多かったそうです。
iPhone 5sならば、35mmフィルムカメラでの焦点距離50mm相当ならば、ズーム1.7倍、70mm相当ならば2.4倍ぐらいです。ちょっと意識してみるとおもしろいかもですね!
ProCamera 8
カテゴリ: 写真/ビデオ
価格: ¥600(掲載時情報です。)
販売元: Cocologics GmbH
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